浅い知識
幼いころから文学という分野に興味がありました。
小学校のときには教科書に載っていた平家物語の那須与一の話が面白くて、何度も読み返した記憶があります。
その少し前のページに乗っていた和歌も、意味は分からないけど綺麗だなぁと思って眺めていました。
高校では古典の授業はわくわくしながら聞いていたし、大学では近代文学にはまって文豪や文学史、古典に関する本で本棚の一画を占めています。
ただ、いつも明らかに知識不足だなと思い知らされます。
いくら近代文学にはまったからと言って、私が得た知識はツイッターやネットにあった知識や買った本に載っていた知識くらい。もちろんネットの世界は広いので全部拾ったかといえばそうではない。検索の上位にあった面白そうな記事から面白そうな部分を探して読んでいただけ。
八犬伝に関してもそうで、自己紹介や好きなものを聞かれた時には一番に八犬伝!と答えるくらいには好きなはずなのに、詳細を聞かれると詰まることがあります。例えば、八犬士の目的は?って聞かれた時にはサッとは答えられなかったし、そういえばどうして彼らはこう言った行動をしていたのかと考えました。
自分の持っている知識の外の知識に触れると、新たな知識に出会えたうれしさと、知らなかった悔しさが出てくる。
そりゃ、研究者でもないし、大学みたいなところで専攻しているわけでもないので、大した知識をもってなくでも問題はないんだけど・・・。
逆にそうじゃない人、研究者でも専攻しているわけでもない人のほうが世の中多いわけで。
そういう人たちはたくさん本を読んだり、論文調べたりしてるのかな。どこでそんな知識得てくるのかなと気になります。
実は本読むのは好きだけど文字追うのが苦手であまり本が読めないんですよね。最近だいぶ読めるようになってきたんだけど、それでも集中力が続かなくて2時間が限界です。
ついでに努力っていうのが苦手です。勉強とか筋トレとか、全然続かない。勉強が続かない。ここに結構コンプレックスがあります。
多くの人が勉強嫌いというか、テストとか爆ぜろって思ったことがあるんじゃないでしょうか。漏れなく私もその一人です。
周りはみんな勉強してるのに、私は家帰ったら勉強じゃなくてゲームだの動画だの見て遊んでたりした気がします。もちろんそんなんじゃ成績も知れてるし、友達が世界史や古典で好きな子と語ってるのを見てついてけなくて勉強しときゃよかったぁって何度思ったことか。
あの時学んだ知識たちはもっと吸収しておくべきだったなぁって悔しんでます。
其れこそ、古典や歴史や地理みたいな、まるで生きてるうえで何に必要なんだと一度は思う教化とか。
異論はあると思うんですが、私はここらへんの教科の知識は、人生を豊かにしてくれるものだと思っています。
それこそ文学が趣味ならなおさら。
好きだと言いながら、前述のとおり成績は底辺でした。文法が苦手すぎてね・・・。
その代わり、古典の先生(重度の古典オタク)が話してくれた古典にまつわる雑学、古文常識っていうんですかね、そこらへんはすごく覚えています。
愛のカタチが今とは違ったり時間の過ごし方が忙しない今の日本ではありえない
ほどのんびりだったり。
脱線しまくりました。つまり何が言いたかったかというと、
知識がもっと欲しい
私は勉強嫌いながらも、知識欲が強くて、自分の矛盾した欲求と感情に振り回されています。最近なんか平均偏差値の高そうな実況者グループにはまったから余計に。
私の知りたい情報が全部詰まった本とかないかなぁ。